『Scuola Romanaとラボプロセス』

最終更新: 2019年7月13日

10月3日より10日まで、イタリアに渡り ローマで行われたSCUOLA ROMANA(ローマ学派)の学会 ODONTOIATRIA PROTESICAに参加して参りました。 Pre-Congressはロイ先生の1日講演。立ち見も出るくらいの400人を超える聴衆で、 質問もたくさんあり 大盛況でした。


そんなPre-congress初日の最後に壇上のローマTor Vergata大学の教授Marco Gargari先生から 予告無く 「HISASHI SUZUKI」と名前を呼ばれ、「B.O.P.T. JAPAN」と共に400人ものイタリアの先生の前で紹介して頂き、万雷の拍手で迎えていただくというハプニングに遭いました。 そのPre-congress後、そして翌日からのCongressでは、コーヒーブレークやお昼休みの間、たくさんの方から「SUZUKI!」と声を掛けられ、多くの先生を次から次へとご紹介いただき、イタリア、ローマ学派の中では、「B.O.P.T. JAPAN」の名前が、一気に広まることとなりました。 そしてCongress初日、当会顧問でもあるロイ先生に、ローマ歯科界の重鎮、大会長でもあるBarlattani先生とCalesini先生を紹介していただきました。Barlattani先生には、コーヒーブレイクでもご一緒し、次回は、オフでもお目にかかるお約束をしました。 そのCongressの冒頭の挨拶でも再度、日本から「SUZUKI」が参加しているとご紹介いただき、大変 温かい雰囲気の中、受講者の1人としても B.O.P.T.Japan代表としても 大変有意義な数日間を過ごすことができたことに感謝しております。



さて、ここからは 会員の皆様にB.O.P.T.Japanとしてお伝えしていきたいことをお話しして参りたいと思います。 今回の「ODONTOIATRIA PROTESICA SCUOLA ROMANA」に参加してみて、歯科医師と歯科技工士の連携、関係性が強調されていたのは大変印象的でした。 またローマ学派におけるAntonello Di Felice(ロイ先生の補綴を主に担当している歯科技工士 ローマ)の立場の高さも非常に印象に残りました。 現在、ロイ先生とAntonello Di Felice、スペインのBORGグループや、Vignato先生達なども歯科医師と歯科技工士が共に登壇する様な形を取っており、相互の連携の重要性と共に、そのような発表のスタイルは今後もっと増えていくのでは無いかと思われます。

その後 カリアリ に渡り、ロイ先生の診療室において診療を2日間見学させていただきました。 ロイ先生は非常にアイデアに富んでいて、そこで見たB.O.P.T.はより洗練され、材料の使い方、テクニックはとても勉強になり、数々の新しい発見をすることができました。

今回も初診のコンサルに参加させていただきましたが、その時にも患者さんと審美性の話から、Antonello Di Feliceの補綴物の話になり、ロイ先生の診療室でも、診療室とラボの連携の必要性を改めて強く感じてきた次第です。

そこで 11月に行なわれる当会のアドバンスコース ラボプロセスにも繋がる話になりますが、アドバンスコース ラボプロセス(11月18日)は、ラボで行われる技工の話だけが中心ではなく、B.O.P.T.テクニックを行なっていくにあたり、そのテクニックの特徴から必ず必要になってくるクリニックとラボとの連携面についての話も致します。 ロイ先生が常々、「B.O.P.T.テクニックは、形成テクニックでは有りません。」 と言っておりますが、このテクニックは、従来の補綴の概念をすっかり変える必要のあるテクニックです。 歯科医師サイドでは、マージンラインの無い形成と特別なプロビジョナルの形の調整が必要であること、それによってどのような形、厚みに周囲歯肉を成長発育させることができるかが、B.O.P.T.テクニックの真髄となります。 垂直的な形成だけでは、B.O.P.T.テクニックにはなり得ません。 技工士サイドでは、形成した後に入れるプロビジョナルの原型を作ること、その形と歯科医師のチェアサイドでのプロビジョナルの調整が“周囲歯肉をどのような形、厚みに成長発育させられるか”を決めていくのです。 また、ラインの無い形成をされた模型からどのように補綴物の立ち上がりの位置、プロファイルを決定し、シンメトリーな補綴物を作るのかなど、従来の技工の概念を覆していかなければならないことがある為、バーティカルプレパレーションにて形成して印象し、模型が出来上がっただけでは、補綴物が出来ません。 実際、たくさんの技工士の方から 模型は送られて来たけれど、どうしたら良いのでしょうと質問を受けているのが実情です。

また、インプラントにおける、B.O.P.T.テクニックを使うPRAMAの補綴については、天然歯の補綴より更に難易度は高くなることはご想像いただけることと思います。

それらのことを踏まえますと歯科医師、技工士双方が、それぞれの仕事を相互理解して連携をはかり、形成、プロビジョナル、印象、技工としっかりと連携していく事がこの治療を失敗させない=成功に導かせる重要な点となることはお分かりいただけるでしょうか。

本来、歯科医師とともに歯科技工士もベーシックコースをお受けいただき、その上で双方がアドバンスコース ラボプロセスを受講されるのがもっともBESTであると考えております。

ラボプロセスというタイトルで、このコースは技工士向けの技工過程のコースだと解釈されたかもしれませんが、技工士サイドから見たB.O.P.T.テクニックとして、形成、プロビジョナル、補綴物のプロファイルなど歯科医師サイドの治療過程の根拠、裏づけとなるものになるもので、この技術の根本的な理解に欠かせないものになります。 どの位削るのが良いのか、どのようにプロビジョナルを調整すれば良いのか、B.O.P.T.でどの位まで審美性が確保できるのかなど歯科医師側の治療過程の根拠になります。

ラボプロセスを含めたアドバンスコースについては、残念ながら 年に何回も開催することは出来兼ねます。 日程的に、もし可能であれば 参加をご検討なさることを是非ともお勧めしたいと思っております。

B.O.P.T. JAPAN 代表 鈴木 久史


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